フリーエンジニアが活躍できるジャンルは広いが、特に医療機器の開発では需要が高い状況となっている。その理由としては、そもそもこの分野におけるスキルや経験を持っているエンジニアが少ないという点が大きい。そのため、他分野で働いていたとしても、医療機器開発のスキルを新たに身につけてチャレンジしやすい環境にある。
医療機器メーカーがIT化を強力に推し進めているという事情も、フリーエンジニアの需要を高めている。IoTの技術進歩が急速に進んできたので、医療機器にもその技術を応用する動きが強まっている。検査機器やロボットと医師とのオンラインでの接続によって、効率的かつ正確に診断や治療ができるような機器の開発が進んでいる。
同様に、5Gが普及するようになり、遅延のない接続が確立できる。遠隔操作による診療や手術も可能となるので、先進的な医療機器がこれから増えるのは間違いないだろう。そこで、こうした機器のソフトを開発できるエンジニアのニーズはこれからもさらに伸びていくと考えられる。
また、AIを診断などの分野で利用する動きも進んでいる。膨大なデータを活用して病気を見つけるというのは、まさにAIが得意とするところである。そのため、医療機器にもAI技術を連動させるケースが増えてきており、一般的な制御系のシステムだけでなくAIを使えるエンジニアが求められている。このように、幅広いジャンルにおいて、医療機器開発に携われるフリーエンジニアの活躍の場が広がっている。
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